SCENERY

8回目の春に
No image
go to page

Click for getting more details about this entry.

read more

8回目の春に

2
その彼が、店に初めてやって来たのは、小学4年生、10歳の春。弟さんと一緒だった。店のドアを開けて、開口一番「小学生でもお茶を飲ませてもらえますか?」と子どもにも関わらず、はっきりと質問されたのが印象的だった。ご両親がいらっしゃるのかと、辺りを見ても誰もいない。正真正銘、小学生が二人でやって来たのだ。しかも、大阪から。テーブル席に座るも、身長が届かないので、お茶を入れる時に立ち上がって、茶壺にお湯を注...